はり(鍼)
はり治療とは?
人の身体は刺激を与えると、その部位を守ろうとする反応が起きます。逆に異常状態にある場合は鎮静化します(恒常性機能)。はり治療は、そうした身体の反応を利用して病気の治療や予防を行います。
はり治療は、WHO(世界保健機構)でもその有効性を認めています。
はり治療
一般的には、非常に細い鍼を身体の経絡(ツボ)に刺して刺激を与え、それによって起こる生体の飯能を利用して疾病の予防や治療を行います。
鍼の種類
◎毫鍼(ごうしん)
毫鍼は柄の部分(鍼柄、竜頭)と鍼の部分(鍼体、鍼尖)があり、鍼自体の長さは10~150mm、太さは0.1~0.5mmの鍼。
◎皮内鍼、円皮鍼
皮内鍼は鍼を肌に刺して長時間刺激を与えるときに用いる。
円皮鍼は画鋲型の鍼で、長時間刺激を与える鍼です。
◎低周波鍼通電療法
刺入した毫鍼に電極を取り付け、低周波電流を流して刺激を与える治療法で鍼麻酔に使われたり、坐骨神経痛などに効果があります。